今週のゼミ

研究・ゼミ 研究室の日々

今週のゼミは、肥満に伴い増えてくる特定の腸内細菌の代謝産物が細胞老化を介することで肝ガンを促進する　という内容の文献でした。


"Obesity-induced gut microbial metabolite promotes liver cancer through senescence secretome"

Nature. 2013 Jul 4;499(7456):97-101.


肥満は、糖尿病や心疾患のリスクを高めるだけでなく、ある種のガン（癌）の発症に関与するリスク因子として注目されてきました。

本論文では、肥満性の肝ガン発症マウスを用いて、肝星細胞が炎症性のサイトカインなどを分泌する"細胞老化関連分泌表現型"になることが、肝ガン発症の原因のひとつである事を明らかにしました。

さらに、肝細胞が"細胞老化関連分泌表現型"になるには、腸内細菌によって二次的につくられるデオキシコール酸が原因であることを明らかにしました。


４年生の本村くんが分かりやすく報告してくれました。


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先日、研究室では、−3０℃の冷凍庫の霜取りが行いました。

例年は年度末に行うのですが、今年は使用頻度が高いためか、霜で引き出しが出しづらくなってきたため急遽行いました。