継続

私たちの研究室では、教員が仕切るゼミと大学院生が主体と
なって開催する二通りのゼミを開催しています。


教員が参加するゼミは回数が限られてしまうこともあり、
大学院生が満足せず、自主ゼミを開催するようになったようです。


大学院生が仕切るゼミは、進行に心もとない部分があったりしますが、
学生同士がフランクに意見を言い合えるので、メリットも大きいように思います。




一週間前に開催されたゼミ。先生の前では、あまり意見が出ません。


私たち教員もできるだけ参加するようにしておりますが、昨日は夕方、会議があり参加できませんでした。


いつまで続くかと、見守っていましたが、昨日、第9回目の
ゼミということでした。いやー継続は力なりです。



以下は、大学院2年生の西山君のゼミレポートです。



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本日のゼミは、修士2年の浜口君が担当でした。


浜口君は、乳酸菌の低温下における生残性をテーマとして研究を行っています。

少し難しいように聞こえるかもしれませんが、

ヨーグルトなどの乳製品には、非常に多くの乳酸菌が含まれており、

乳酸菌やその発酵産物は、人に対して有用な効果をもたらすことが知られています。


また、乳酸菌が"生きて"腸に届くことは、有用な効果をさらに高めることが期待できます。



しかし、ヨーグルト製造後、皆さんの食卓に並ぶまでに

常に低温状態に維持されており、多くの乳酸菌の生存性が低下することが予想されます。


そこで、浜口君は低温環境下における乳酸菌の生存メカニズムの解明を目的とし、

日々研究に没頭しています。



本日のゼミでは、このような研究内容に関連した論文を紹介してくれました。


ゼミの風景。質問が飛び交ったようです。

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Effect of CO2 on Colony Development by Bifidobacterium Species

Appl Environ Microbiol. 2007 December



ビフィズス菌のコロ二―生育における二酸化炭素の影響」


非常によくまとまって分かりやすい発表でした。