扇風機 初登場

今日は大学院修士課程1年生を紹介しましょう。
研究室には2名の1年生がいます。修士課程1年生の前期ですが、日中は1週間ほぼ講義が入っており、自分の研究をなかなか進めることはできません。こういう状況ですから、昼間できないことを夜やらなければなりません。

昨晩、研究室をのぞいたところ、1年生の清宮君、安部君を含め多くの大学院生が勉強や実験を行っていました。あまり夜遅くまで研究室で活動することは好ましいことではないかもしれませんが、自発的に活動していることは止めることもできません。


大学院生活は充実していると語ってくれた清宮君。


実験中の安部君には近づくことができませんでした。


ところで、北国の十和田もさすがに最近、蒸し暑く感じます。夜は窓を開けても風も入らず不快感すら感じます。研究室には、エアコンも設置してありますが、今年は節電の観点から使用を控えようと考えています。


そこで、扇風機が今年初登場です。疲れた感じの扇風機ですが、勉強している院生に心地よい風を送り込んでいます。



少し型は古い扇風機ですが、まだまだ役に立ちます。


研究室が蒸し暑く感じる理由の一つには、いくつかの大型機器が設置してあるからです。熱の発生元の一つが冷凍庫です。

冷凍庫といっても、家庭にあるものとは異なり非常に大型のものです。
写真は、−80度以下まで温度が下がる”ディープフリーザー"です。



軍手が置いてありますが、冷凍試料は素手では取り出すことができません。



結構場所もとってしまいます。微生物保存用は特殊な実験室に設置していあります。




生物系の研究室にはほぼ設置されていると思います。動物細胞や微生物などは、家庭の冷凍庫のようにあまり温度が下がらない冷凍庫で保存すると死滅してしまいますが、”ディープフリーザー"では安定して保存することができます。

私たちの研究室には、−80度タイプと一般的な試薬を保存する−30度タイプの冷凍庫が合わせて5台ほどあります。これでは、細胞や微生物を”冷やす”ことができても、研究室は暑くなるばかりで仕方ないかもしれませんね。


研究室同様、大学院生も一層、研究に熱くなることを期待しています。



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