甘味の効いた懐かしさの残るヨーグルト
ここのブログでも何回か紹介しましたが、現在、市販されているヨーグルトは、健康増進など機能性を持つ乳酸菌を利用した製品が多く見受けられます。
機能性乳酸菌を積極的に利用するようになったのは、ここ10年くらいです。
ヨーグルト様の発酵乳は古来から、ブルガリア菌とサーモフィルス菌という2種類の乳酸菌が主役となり、乳を発酵させたものです。
国際規格においても、最近までこの2菌種で乳を発酵させたものがヨーグルトと定義されていました。
なぜこの2菌種かといえば、乳を固める、良い味わい(酸味)を与える能力が優れていたからにほかならないと思います。
実際の実験でも、乳にこの2菌種を入れると、まずサーモフィラス菌が乳成分を利用して少し生育し、ついでサーモフィラス菌が産生するギ酸によってブルガリア菌の生育が促進することが証明されています。
最近では、ブルガリア菌の中にも機能性を示す菌株が見出されています(こちらから)。
また、この2菌種を含むプレーンヨーグルトの中には美味しさだけでなく、特定保健用食品に認可されているものもあります。
ところで今日のヨーグルトは、機能性は表立って示されていませんが、私がたまに食べたくなるヨーグルトです。
なぜかというと、程よい酸っぱさと甘味が効いており、懐かしさを感じることのできるヨーグルトだからです。
おそらく子供向けの商品かと思いますが、スーパーではついつい手を伸ばしてしまいます。
食べたあとになんとなく癒されます。